ジャンル別で探す

効果的なタイトルの付け方

2019年11月25日再生数アップのすゝめ

タイトルの付け方

この記事では、動画のタイトルの重要性と再生数アップに繋がるタイトルの付け方を解説していきます。

タイトルの付け方は何でもいいの?

タイトルの付け方は何でもいいの?
  • とにかく目を引く面白いタイトルをつければいいんじゃないの?
  • かぶったタイトルだと他と同じになってしまうから、周りと差別化を図ったタイトルにしたい!
  • 話題のトレンドをぶち込んどけば大丈夫!
  • タイトルよりも、毎日動画を更新するのが大事!そんなこと考えてる暇ねーよ!

そんな風に考えていませんか?

意外と軽く見られがちなタイトルの付け方ですが、タイトルを制するものがYouTubeを制する!
とまで言われる位、タイトル付けは再生数のみに限らずYouTuberにとって重要な部分になります。

もちろん、誰もがワクワクするような、想像を掻き立てられるようなタイトルにするのも大事なことです。

しかし、視聴者に向けていかに目を引くか、そればかりを考えてサムネイルやタイトルを付けている人は要注意です。
適切なタイトルを付けないと、見てもらえないどころか、動画の低評価につながる可能性もあります。

視聴者の行動

1. Youtube内で見たい動画を検索する
2. 表示された動画一覧の中から、目的に合った動画を選択する
3. 動画を視聴して、見終わった後(もしくは途中で)動画の評価をする。
4. 関連動画や同じチャンネルの動画をはしごする。

主にはこれの繰り返しです。

この先の行動はいくつか分かれていきますが、好きなチャンネルがあってそのチャンネルを目的に視聴するなどの特定な場合を除けば上記のアクションが当てはまります。

ではここで質問ですが、タイトルが作用するのは上記のどの項目でしょうか?

結論からいうと全部です。

1.の場合ですが、検索結果の表示は動画のタイトルが大きく考慮されます。
2.の場合、もちろんタイトルとサムネイルを見て「面白そう」とか「目的に合致している」と思えば再生します。
3.タイトルと動画の内容に相違がある、若しくはタイトルに比べて内容が低品質だった場合は低評価がつきます。
4.は2と同じ基準で選ばれます。

なんとなく付けたタイトルが、視聴者が感じる印象や行動を決めてしまいます。

色々小難しく書きましたが、要はタイトルはちゃんと動画と関連性のある名前をつけましょう。
ということです。

再生数を上げる為に必要な事

再生数を上げる為に必要な事

ここまでタイトルの重要性と、タイトルと動画の関連性が大事だと解説していきましたが
実際に再生数を上げる為に必要なタイトルの付け方とはどうしていけばいいのかを説明します。

気を付けるべきポイントが2つあります。
というかこの2つ以外は気にする必要はありません。

気をつけるべき2つのポイント

①一つはどのような視聴者の人が見るのか?(見てほしいのか?)
②Youtubeのシステム内においてどのような分類をされるのか?

この2点を抑えておけば、基本的にはどんなタイトルを付けようが問題ないです。

具体的にどういう点に気を付ければいいかというと

①のどのような視聴者の層がみるのか。というポイントですが

あなたが料理の動画をアップした時に、「今日の料理はこちら」というタイトルでサムネイルにハンバーグの写真を載せたとします。
ユーザーはそれが作り方なのか、作って食べた感想なのか、いったい何なのかがパッと見ただけではわかりません。

※サムネイルに記載するという意見もあると思いますが、あくまでここではタイトルの付け方に関する解説なので割愛します。
効果的なサムネイルの作り方に関しては別記事で解説してますので、そちらもご覧ください。

では、「簡単だけどおいしい ハンバーグの作り方」というタイトルに変えたとしましょう。
先ほどに比べるとレシピ動画なんだな。とわかりますが、どういう風に簡単なのかがイマイチわかりません。

なんとなくで付けるよりも、一旦ここで視聴者の層を考えてみましょう。

恐らくこの「ハンバーグのレシピ動画or調理動画」を載せるにあたって見る層というのは大半が主婦(夫)層になると思います。

  • 手の込んだ本格的なものが見たいのか、それともレンジでできるような比較的時短調理が見たいのか?
  • 材料は専門店などでそろえるのかorコンビニなどで売っている物の代用食品でも可能か?
  • 調理時間は?
  • 味付けは?

というように動画を見る際に重視する項目がいくつかでてきます。

人は瞬時に認識できる言葉が3~4つ程度だといわれていますので、
あまり多くの事を詰め込んでもわかりずらくなってしまうので、タイトルには訴求したいポイントを3つほど含ませればOKです。
※文字数が多くなりすぎると「…」という風に省略されてしまうので、24文字~28文字の間に抑えましょう。

押したい部分は「簡単だけど本格的に作れる。しかもレンジのみ」という部分で
プラスアルファで「コンビニで買える〇〇の食材を入れるだけでワンランクアップ」という場合

「超簡単 レンジでできる超本格ハンバーグレシピ」


あとはサムネイルで「コンビニで買える〇〇を入れるだけでワンランクアップ!」などの足りない部分などを補うといいでしょう。

このように視聴者が求める項目をまずはピックアップし、優先度別に3つを選び
タイトル内ににうまく入れ込むと、自然にクリックされる率も上がります。

需要のある動画・キーワードの選定方法

需要のある動画・キーワードの選定方法

その動画は需要があるの?
いくら面白い、役に立つ動画でも、そもそもの絶対数(求める人の数)が少なければ再生数は伸びません。
自分がこれから作る動画(既に作った動画)の需要はあるのかどうかも先に確認した方がいいです。

それを簡単に確認できる方法があります。

一つはyoutubeのサジェストを参考にする。
※サジェストとは入力補助や予測変換の事です。
「サジェスト画像」
よくあるこんな風に自分が入力したキーワードに関連したワードがずらっと出てくる候補のことです。
これは単純によく検索されるワードが出てくるので、検索数が多さに比例して表示されます。

「ハンバーグ」と入力すると

その先はみなさん「作り方」というワードで検索する人が多いからあなたもでしょ?
クリックしたら入力の手間が省けて楽ですよー。という便利な機能です。

ここに上がってくるワードはシンプルに需要が多いのでその言葉をいれてタイトルを作るのが一番簡単です。

もう一つは「このキーワードツール」を使ってキーワードを調べます。
このサイトから、Youtubeというタブをクリックし、検索枠にハンバーグと打ち込み検索してください。
するとサジェストの候補と比べてかなりたくさんのキーワードが出てくると思います。
これも検索が多い順に表示されていますが、これらは別の人がこのワードで検索していますよ。
というリストなので需要があります。
この中から自分の動画に合ったワードをチョイスしてタイトルを作ってみましょう。

※動画を作る前に先にこのワード一覧を確認して、需要のあるキーワードに合わせて作る
 より求められる動画に近づけるかと思いますので、動画撮影の前に一旦これを確認しましょう。

次に、②のYoutubeのシステム内においての分類に関してですが、
Youtube検索ではGoogleの検索エンジンと同じく、検索されたキーワードへの関連性が高い動画
順番に表示されます。

タイトル、説明、動画コンテンツが視聴者が求める部分にどれだけ一致するかなど色々な要素ををシステムが判別しています。

ここで大事なことは、その順位は再生数によって決まるのではないという事です。
動画のクオリティでもなく、再生数でもなく、動画を探している視聴者の目的とマッチした内容なのかということです。
※動画クオリティは高品質の方が高評価をもらいやすい傾向にあるので、間接的には影響します。

なので、目に付きやすい派手なタイトルを付けるよりも、内容に合致したわかりやすいタイトルの方が
結果的に検索に上がってきやすく再生数が上がりやすくなります。

Youtubeが公式でも

「動画のランクは、タイトル、説明、動画コンテンツが視聴者のクエリにどれだけ一致するかなど、
さまざまな要因に基づいて決まります。さらに、そのクエリから特に多くのエンゲージメントが引き出された動画が判別される仕組みになっています。」

と記載しています。

つまりどういう事かというと、ハンバーグの作り方レシピ動画を検索して、
上位にくるのはよりその視聴者を満足させる期待値が高い動画になります。

再生数が多くても、低評価が沢山ついていると適切な動画ではないと判断されます。
逆に再生数が少なくても、高評価の割合が多いと適切な内容で視聴者が満足していると判断されます。
また動画を見始めてすぐに閉じられてしまう、別の動画に移られてしまうこれも、視聴維持率が低いので
適切ではないという判断がされます。

とにかくクリック率、再生される数だけを見越してつけたタイトルは長い目で見るとマイナスになってしまう理屈がここにあります。
そのような再生数は多いけど、低評価ばかり、離脱率が高い動画ばかりのチャンネルをシステムがどう判断するかはわかりますよね?
当然こういったチャンネルの動画はおすすめや関連動画にはあがりにくくなってきます。
逆に高評価が多い動画を上げ続けていると、チャンネル自体の評価も上がり、おすすめや関連動画にも出てきやすくなり
全体的な再生数も比例して上がってきます。

あなたの上げる動画を見てくれた視聴者の行動が積み重なり、それが再生数となり目に見える形で返ってくるのです。
※Youtube検索の動画の上位表示や関連動画にでてくる基準の解説は別の記事にまた載せる予定です。

まとめ

・タイトルは視聴者が求めているキーワードを入れる
・それに合致した内容の動画を見せる
・わくわくさせる斬新なタイトルをつける場合は、期待外れにならないように気を付ける。

以上を意識してタイトル付けを行って頂ければと思います。

昔と違ってGoogleやYoutubeのAIもかなり賢くなっています。
人間が判断するのと同じような基準に近くなっています。
小手先だけの手法はもう通用しない時代になったのかもしれません。
粗悪な物、低品質なものはどんどん淘汰されていき、
これからは真に視聴者の事を考えたコンテンツだけが伸びる時代になっていくでしょう。

色々解説しましたが、こういうテクニックを考えるより、もっと視聴者目線にたって
こうすれば見やすい、満足してもらえる、楽しませることができる、役に立てるなどを追及することが
結局は本当の意味でのチャンネルが伸びていく要素に繋がっていくのかなと個人的には思います。